[映画]ちはやふる 下の句


ちはやふるの後編を見てきた。
前編の続きをやっているだけの映画で前編にあったとても素晴らしいものは何もなく普通のアイドル映画になってしまった。

ストーリーもかなり適当で前編で仲間の大切さを描いたはずなのにその後日談である今回は仲間を顧みずに個人に閉じこもる千早。
そのまま行くかと思ったら、大した理由もなく仲間が大切と気づいて元に戻る。
今までのはなんだったの?
その後も大した成長エピソードもなくA級に昇級する太一。昇進理由は全国大会で千早と同じ画面に映すためとしか考えられない。
自分から捨て駒を希望する机くん。前編はなんだったの?自分から言い出したから良いの?
ほとんど活躍のない奏ちゃん。
かるたをやめたり結構簡単に復帰したりする新。
ストーリーは後編を終わらせるためとしか思えない適当な話。
吹奏楽部のエピソードも別に話に何か絡むわけでもないし。
最後の未来の映像はいらんよね。

ただ、俳優さんの演技は今回も素晴らしい。
広瀬すずは相変わらずとてつもなく魅力的。
真剣祐は繊細な感じがとても素晴らしく、師匠との対話シーンとかすごく良い。
今回は何と言っても松岡茉優がとてつもなく素晴らしい。広瀬すずと並んでも全然勝っている。
この存在感も演技も素晴らしく後半の魅力のほとんどと言っても良い。

前編があまりにも素晴らしかっただけに後編はとても残念。
面白くない駄目な作品ではないんだけど前編があまりにも良すぎたので普通の映画が駄目に感じてしまう。
続編が決まったらしいけど今回、詰め込みすぎたのでどうするんだろ?

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