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[映画]FAKE

映画

 

森達也監督の15年ぶりの映画。

騒動になった佐村河内守に密着して撮影した映画。

最後の12分はネタバレ禁止という触れ込み。

 

基本的にストーリーは別になく、佐村河内守夫妻との対話とかそこに関わってくるマスコミであったりを撮影して監督が編集をすることによって文脈を作る映画。

 

淡々と時系列も不明で編集をされているので不思議な手触りで多分見る人によってまるで違うように解釈されると思う。

森達也監督独特の眼差しで詐欺師同然の扱いを受けている佐村河内守をそうではないですよって本人の釈明とも言える色々なものを出してくるのだけどそこに寄りかかることなく映画は進んでいくのでずっとどっちか宙ぶらりん。

 

映像的にも疑惑のに対して「あれっ?」って思うようなシーンもちょいちょい混ぜてくるあたりも映像って怖い。

 

最後の12分もネタバレ禁止というほどではないと思うのだけど、よく考えるとあのシーンこそが確かにこの映画のそこまでの縮図になっていて、あそこの解釈はめちゃめちゃ割ると思う。

そう思うとネタバレ禁止というのは理解できる。

内容を知って見ると固定化されるだろう。

 

テーマも耳は聞こえるのか聞こえないのか?

作曲はできたのかしてないのか?

マスコミはあのとき横暴だったのか?

真実は何で嘘をついているのは誰なのか?

とか、いくらでも想像できるし、どっちなのかも全てこちら側に委ねられている。

 

上半期に劇場で観れたのは20本程度だけど間違いなく上半期では1番の作品。

Blu-rayもでたら買いたい。

多くの人で見て多くの議論が聞きたい。

 

冗談でいうとケーキとネコとベランダでのタバコが主役の映画。

 

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