2016年のいろいろ
[2016年の映画]今年は30本程度しか映画館でみていないのでベストテンなんておこがましいので印象的なのを。全体的にあまり大当たりはなかったけど、中ヒットは多かった。
そのなかでもデストラクションベイビーズはとても素晴らしかった。
デストラクションベイビーズ 予告
理由無き暴力と破壊衝動の映画なのに、最後になって言い訳のように少しだけ理由を入れたのはもったいない。
次点は俳優 亀岡拓次とか貞子VS佳椰子とかちはやふる上の句とか。
俳優 亀岡拓次 予告
お話としては冴えない中年俳優の話なんだけど映画はそんな話はしてなくてかなり面白いところに脚を踏み込んでる映画。見てない人には是非見てもらいたい。安田顕はとても素晴らしい。
貞子VS佳子 予告
リングの貞子と呪怨の佳椰子を戦わせるというそれだけだとギャグなんだけどちゃんと白石監督の世界でホラーとしてもギャグとしても成り立っているという。
ちはやふる 上の句
ちはやふるの上の句はほんとに素晴らしい作品なんだけど下の句が駄作。なんでこんなことになったんだ?
でも、上の句だけで成り立ってるからOK。
でも今年の映画の問題は杉作J太郎のジャスティス映画学園で見た「新宿アウトロー ぶっとばせ」がぶっちぎりでおもしろかったので、日本映画が2016年素晴らしかったのはわかるけどまだまだ理屈で作りすぎててこじんまりとしてる。
「この世界の片隅に」はクラウドファウンディングに参加してるので内容よりもそこを自慢する方向で。当然、映画は素晴らしいし、見た人には呉と広島にも行ってもらいたい。当然、映画は素晴らしい。
[2016年の本]今年はたくさん買ったけど、殆ど積読行き...。密かに、出版では古代史ブームがあって蘇我氏の新書が中公と岩波から出たり、六国史の新書が中公からでてそれぞれとてもおもしろい。
- 作者: 倉本一宏
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 新書
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- 作者: 吉村武彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 新書
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- 作者: 遠藤慶太
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/02/24
- メディア: 新書
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関連した感じで昔の本だけど
天皇陵の謎 (文春新書)
- 作者: 矢澤高太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/10/19
- メディア: 新書
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あとは風土記の世界とか。
- 作者: 三浦佑之
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/04/21
- メディア: 新書
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古代史って非常におもしろくて歴史書って日本では古事記と日本書紀しかなく、海外では中国の魏史ぐらいしかなく古墳は宮内庁により調査させてもらえないというミステリーが好きならすごくおすすめ。
他にも私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップとかあの頃のBLの話をしようとかそろそろオタク、サブカル的な物をまとめようとしてる動きも素晴らしい。
私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ
- 作者: リアルサウンド編集部
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あの頃のBLの話をしよう
- 作者: かつくら編集部
- 出版社/メーカー: 桜雲社
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、当然一冊では網羅しきれないので続刊がでてほしい。
文化系カルチャー好きとしてはこういう歴史本っているよなって必要性を感じているので春日太一とか吉田豪とかがんばってほしい。
ほかには昔の本をちまちまと読んでた。
部落差別と八鹿高校 (1975年) (三一新書)
- 作者: 高杉晋吾
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 1975
- メディア: 新書
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学生戦線 (1969年) (三一新書)
- 作者: 中島誠
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 1969
- メディア: 新書
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読んでないけど下記のとか。
在日二世の記憶 (集英社新書)
- 作者: 小熊英二,高賛侑,高秀美
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/11/17
- メディア: 新書
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- 作者: 中尾健次
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: 文庫
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[2016年の音楽]
今年はライブとかフェスにいろいろ行ってたので音楽はいろいろ聴いてた。
もっとも素晴らしかったのはBISHで、正直アイドルなんてまるで興味なかったのだけどすいませんという感じ。
ライブはほんとに素晴らしくて単独のチケットも買ってるし、フェスで見たあとにすぐにアルバム買ってそれもとてつもなく素晴らしくて脱帽。アイナ・ジ・エンドのボーカルというのは日本のロック的にもかなり凄い。そられのみならず、全員のボーカルワークに個性があってニトロマイクロフォンアンダーグラウンドやウータンクラン的なレベル。
KiLLER BiSH
- アーティスト: BiSH
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- メディア: CD
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Blu-rayも予約した。
Less Than SEX TOUR FiNAL “帝王切開" 日比谷野外大音楽堂(sg付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2017/01/18
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3776も井手ちよのも素晴らしかったし、セックスマシーンは常に素晴らしいし、ガガガSPも素晴らしいし、四星球も素晴らしかった。謹賀魂で見たニガミ17才も素晴らしくてやっぱりライブは行けばそこには素晴らしいバンドは存在する。
また、インストでもadam atは素晴らしいし、jizueも素晴らしいし音楽は常に新しいのが最高。そろそろ、インストが来ると思う。
ジャパニーズヒップホップでも、BADHOPの「LIFESTYLE」とかDJ TY-KOHの「バイトしない」とかほんとに素晴らしい。
クリトリックリスのブルース感に佐伯誠之助の最低のサンプリングで超最高のトラックとかやっぱり音楽は最高。
天満教会で聴いたharuka nakamuraも素晴らしい。
3776 ボロフェスタ2016
井手ちよの ボロフェスタ2016
四星球
ニガミ17才
adam at
jizue
BADHOP
DJ TY-KOH
クリトリックリス
佐伯誠之助
haruka nakamura
他にも、
中村佳穂
チャンギハと顔たち
やっぱり音楽って最新が常に最高やね。