[映画]バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生
原作コミックの知識があると今回のラスボスは出てきた瞬間に、最後の展開はああなるのはわかる。
実は、この映画では全編にわたりそういうことになる。
マンオブスティールの最後の戦いを見たときに思っていた、必要以上に街を無茶苦茶に破壊してた展開が実は今回の冒頭にバットマンであるブルースウェイン視点で目撃されそれが反スーパーマンの動機になっているところとかなかなか膝を打つ展開。
その割には今回のラストは街を無茶苦茶にしてるのはご愛嬌。
まぁ、一応、ここは人がいないという説明入れてたし。
真のボス的なポジションのレックス・ルーサーは、かなりエキセントリックな人物として描かれていて、今後、ジョーカーと被ってくるような気がするのはどうするのだろ?
秘書のTAOさんはかなり存在感あるのにあんなことになってしまって勿体無い。
意外と今後も出てきたりして。というか、そうして欲しい。
ちょっと唐突感もすごいけど。
是非、バットマンの単独も作って欲しい。
バットマンは人を殺さないとか銃を使わないという紹介になるけど、今回の映画ではそこら辺はそんなこともなく人を殺したり、銃を使ってるようには見える。
ワンダーウーマンはかなり良くて、美しく、セクシーで素晴らしい。
でも、実写にするとコスプレ感はハンパない。
1人だけめちゃ浮いてる。もっと自然にはできなかったのか?
あと、バットマンのレックスコープのハッキングというかデータ盗むのは簡単すぎやせんか。
レックス・ルーサーがわざと盗ましたということなんだろか?
神に祭り上げられてしまった、神ではなくヒーローであろうと努力しようとしているスーパーマンというストーリーには合致するけど、
マンオブスティールの時に世界中の音を聞いてたし、アフリカのロイスのピンチに気付くんだから、同じアメリカの母親のピンチぐらい気づけよとか。
先にお前が母親を助けに行けよとか。
映画としてストーリーは一応、今回で完結しているんだけど、中でばら撒かれる次回以降の伏線の数々は原作コミックの知識がないとアレらは一体なんなんだということになる。
ワンダーウーマンに関してもすごく重要なのにこの映画ではまるで紹介がなく謎の美人スーパーマンみたいな人という扱い。ワンダーウーマンという名前にも触れている箇所はなかったように思う。
今後のメンバー紹介みたいにメタヒューマンという名前でフラッシュ、アクアマン、サイボーグの映像が出るけどこれも説明無し。
この次にはスーサイドスカッドが公開され、そこにはジョーカーがいるのでこのジョーカーは今回の映画で触れたジョーカーと同一人物かどうかも不明。
途中でバットマンの夢に出てくる人も多分、フラッシュさんなので未来から来たんだろうなとかそういうことも原作を知らないと意味不明。特に、このシーンは意味不明の度合いがすごい。
ここまで原作の知識を要求される大作映画っていうのはいいのだろうか?
アメリカでは常識かもしれないけど、少なくとも日本では厳しい。
マーベルは時間をかけてアベンジャーズにつなげてたけど、DCはこんなに駆け足でジャスティスリーグにつなげて本国以外で成り立つのだろうか?
映画のグリーンランタンは失敗してるし。
フラッシュとアローはドラマの上、別世界だし。
もっと追記するかも。やっぱり、この映画はかなり好きかもしれん。
2016-10